Photoshopでの素材作成

イラストを作成する際にいろいろと素材を使用することがあるかと思いますが、素材はどこから入手していますでしょうか? 素材集や公式の素材から探す以外にもPhotoshopでパパッと簡単に自作するのも面白いです。

今回は画面のまとまりの調整や情報量を少し増やすテクスチャ素材の作成を紹介します。

すべて手描きした方が綺麗なことも多いですが、ぜひ時短に活用してください。

点描素材

①何でもいいのでJPEGかpng等、統合された画像を用意してPhotoshopで開きます。

 今回は6月しなぷーちゃんの画像を使用します。

何でもいいので、ネットでは拾わないで自分で撮った写真か自作のイラストにしましょう。
適当に色を塗ってみてもいいかもしれません。
画像はネット上に落ちていません。ほとんど誰かの持ち物です。
フリー素材を探すほどのものでもありません。

②「フィルター」→「ピクセレート」→「点描」を選択します。

③ダイアログで点描の大きさを好みのサイズに調整します。

 今回は55に設定しました。

 この時、描画色の後ろ側になっている色が点描の背景色なりますので
 雰囲気に合った色を設定してください

背景色を白に設定すると使い方にもよりますが飛びすぎる場合が多いので、いろいろ試してみてください。

  

④これで一旦完成です

 このままJPEGやpngで別名保存して使ってもいいのですが、ついでにもうひとつ作成します。

※必要な画像に上書き保存しないようにご注意ください

  

点描素材その2

⑤上記で作成した画像を開き「フィルター」→「ぼかし」→「ぼかし(ガウス)」を選択します

⑥ダイアログで適当にぼかします。

 今回は10pixelに設定しました。

  

⑦これで2つ目完成です。

  

水晶素材

①何でもいいのでJPEGかpng等統合された画像を用意してPhotoshopで開きます。

 今回も6月しなぷーちゃんの画像を使用してみます。

②「フィルター」→「ピクセレート」→「水晶」を選択します。

③ダイアログでセルの大きさを好みのサイズに調整します。

 今回は45に設定しました。

④これで完成です。

  

素材の使用例

作成した素材をイラストにコピペして任意の合成モードに変更し、濃度を変更したり、不要な部分を消したりして調整してみてください。
「オーバーレイ」や「ソフトライト」あたりがおすすめです。

○使用例 【夜景】


点描素材2をビルの窓に通常レイヤーのまま貼り、ビル根本部分にオーバーレイ(濃度50%程度)でビル群の上から重ねています。

オーバーレイ部分のみ変更するとこんな感じです。微差なのでこの辺りはお好みで…

素材なし
点描素材2
点描素材
水晶

○使用例 その他

水晶素材は茂った葉っぱ部分の情報量を増やすのに使うと便利です

点描素材の背景色を白にして作成し、スプレー等で散らした丸にそのまま貼り付けてもいい感じに星の時短になります。

また、「移動ぼかし」の移動距離をMAXにしてボーダーを作ったりしても面白いです。

今回は夜景をメインに作成しましたので、寒色メインの絵から素材を生成しましたが、彩度を下げてグレースケールにすると色味の干渉がなくなるので使いやすいです。

一見合わない色味でも、重ねてみると思わぬ効果が出る場合もありますので、いろいろ作成して遊んでみてください。
(くれぐれも元画像に上書きしないようにご注意を)